地球にはどれほどの生物が住んでいるかご存知だろうか?ウイルスや細菌まで全て含めるとその数は500万を超えているという。
今回は、そんな生き物達の中でも中々見られる機会がないであろう世にも珍しい希少動物たちを紹介しよう。
21.ほぼ人間と同じ唇をもつ「ガラパゴスバットフィッシュ」
唇が真っ赤で分厚くまるで人間のような顔立ちをしている魚の一種。ガラパゴス諸島で初めて発見され別名「レッドリップ・バットフィッシュ」とも呼ばれる。
ただ泳ぐことが苦手で胸にある長いヒレを使って海底をいつも歩いている。
20.恐ろしい希少サメ「ミツクリザメ」
日本の相模湾や東京湾を始め、世界各地で稀に報告される希少種のサメ。深海1,300Mに生息しており、全長は6Mにも達する。
今にも人を食べそうな恐ろしい顔と長いツノが特徴だが、泳ぐ時には引っ込んでいる。また、深海の生物なので人間が会うことはほぼないという。
19.パンダのようなアリのような「アリバチ」
パンダのような色の毛が生え、アリのような姿をしていることからPanda ant(パンダアリ)とも呼ばれる。
しかし実際はパンダでもアリでもなく、その正体はハチ!初めて発見されたのはチリでその針に刺されると強烈な痛みを受ける。別名「牛殺し」の異名を持っている。
18.アレに見えてしまう奇妙な大蛇「アトレトコアナ・エイセルティ」
ブラジルの熱帯雨林で発見された不思議な姿をした大蛇。外観から目の位置は判断できず、平たい頭部と柔らかい皮膚が特徴。その見た目から別名は「ペニス・スネーク」と呼ばれる。背中にはヒレがあり、水陸両用だという。
17.科学者も驚く珍しい肌色「アンボニア・スピーノーサ」
黄色と黒のブチ柄という珍しい肌が特徴的な昆虫。その希少な姿に科学者達も困惑したが、足の毛や羽の構造からセミの一種である可能性が高いことが分かった。
食事をする時には、口の先を植物の茎にさして樹液を吸い取る。
16.昆虫の特殊音を出す「シマテンレック」
初めて見つかったのはアフリカ・マダガスカル。ハリネズミ型の動物で黄色と黒が入り混じった不思議な体が特徴的。
背中のハリを擦り合わせて特殊な音を出すことできる。研究者によると、これはコオロギと同じ原理で唯一この音が出せる哺乳類だという。
15.色を変えて成長する「クロスキバホウジャク」
綺麗な花を吸うので一瞬蝶にも見えるが、その正体は蛾(が)の一種。
飛ぶ音がハチドリに似ており、サナギから成虫に至るまでの過程で体の色を変える。その色は多彩で緑や灰色・紫・赤にも変化するという。
14.別名はブルードラゴン「アオミノウミウシ」
この神秘的な体をした青い生物は、ナメクジの一種。
別名「ブルードラゴン」とも呼ばれ、温かい海で見つけることができる。胃の中に空気を溜めて浮力によって泳げる水陸両用型。
13.人の10倍以上の色を見分ける「シャコ」
約4億年前から生息していると言われる甲殻類の一種。
人の目は赤・青・緑の3色を基本にしか色を識別できない。しかし、このシャコはさらにその10倍以上の色を見分けることができるという。非常に希少な目の持ち主だ。
熱帯海域では最もポピュラーな捕食者として知られるが、隠れるスピードが早いので見られるのは稀。
12.プードルのようなモコモコの毛皮「ベネズエラプードルモス」
2009年に初めてベネズエラで発見された蛾(が)の新種。プードルのようなモコモコした毛皮からこの名がつけられている。いまだ生態がはっきりしていないため、未知の動物として研究が進められている。
11.アレを食べようとする恐魚「パクー」
アマゾン流域に生息している巨大なピラニアの一種。恐ろしいことに海の中で男性の睾丸を食べるとアマゾン民に恐れられている魚だ。
木の実と間違え食べられるといわれ、生息地帯の地元局では海パンのヒモを強く閉める注意が促されるほどだという。
その歯は非常に珍しく、人間にとてもそっくりな形をしている。
10.ダンゴムシの王様「オオグソクムシ」
フナムシやダンゴムシの仲間(等脚類)の中で最も大きい。その体長は大きいもので15cmにもなるという。研究者によると、ここまで大きくなったのは深海生物の特徴で、日本の本州中部・水深150〜600Mに生息していることが分かっている。
9.鼻だけ特異的に成長している希少動物「サイガ」
鼻が異様に隆起したこの動物はモンゴルに生息している。鼻の中は大きな空洞になっており、空気の浄化や異性との求愛行動に役立つと言われている。
体長はオスで170cmにもなり、なんと時速80㎞で走れるという。以前はヨーロッパにも生息していたが、乱獲・伝染病により一部地域で絶滅している希少な動物だ。
8.夜の狩人「ヘアリー・ブッシュ・バイパー」
アフリカの熱帯雨林に生息するマムシの一種。マガマガしい鱗に強力な毒を持つ肉食ヘビで夜に狩りをする。
7.ご飯が大好き「ブルーパロットフィッシュ」
世にも珍しいこの全身青色の魚が初めて発見されたのは、大西洋とカリブの熱帯海域。体調は約1.2M程で藻類や砂に隠れる微生物を食事とする。
食料を探す時間で1日の80%が終わるという。
6.ほぼ地上にいない「インドハナガエル」
その名の通りインドで発見されたカエルの一種。体が異様に肥大化し鼻の先が尖っている。
繁殖するために地下に住み、1年のうち地上にいるのは2週間ほどだけだという。
5.世にも珍しい灰色の大鳥「ハシビロコウ」
ウガンダやタンザニアに生息する大型の鳥類でペリカンの一種というのが有力説。灰色の体に大きいクチバシが特徴。普通の鳥に比べて羽をゆっくり羽ばたかせ、大きなものでは体長1.5Mにもなる。
古代エジプト人やアラブ人は既に知っていたものの、はっきりと分類されたのは19世紀になってからだ。
4.シマウマに見えるけど本当は違う「オカピ」
中央アフリカに生息する足だけシマウマという珍しい姿をした哺乳類。
オカピはよくシマウマの仲間と思われがちだが、その生態からキリンと関連していることが分かっている。
3.ツノは戦うためじゃない「イッカク」
北極で初めて発見された超鋭いツノを持つクジラの一種。5体以上の群れで行動し、繁殖期にはオス同士でこの鋭いツノの長さや角度の高さを競うという。
あくまで傷つけるために使うのではないそう。
このツノは、イヌイット民の象徴としてホテルやレストランに飾られ、嬢王陛下が使う杖の素材にも使われているという。
2.カモフラージュの奇才「モロクトカゲ」
オーストラリアの砂漠に生息するトカゲの一種。褐色の肌は砂漠にいる敵から身を隠すカモフラージュの役割を持っている。
首の後ろには頭のように見えるコブがあるが、敵に食べられても特に問題はない。そのため、敵にはこのコブを囮として食べさせてその隙に逃げるという。
1.深海の豚「センジュナマコ」
大西洋やインド洋の深海3000M以上に住むナマコの一種。その太って丸々とした見た目から「Sea Pig:海の豚」とも呼ばれる。
深海の泥に含まれる小さな微生物を食べて暮らしている。
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