岡山県の瀬戸内海沿いを走っていると、思わず振り向いてしまうような家たちが目に飛び込んでくる。その名は「グリーンファーム」。一体なぜこの村は放置され、水の中に沈んでしまったのか。
水に沈んだ理由と村の正体
この沈んだ村は、かつて岡山県の牛窓町(現:瀬戸内市)に作られたペンション村だ。
観光事業が盛んなこの地域では、宿泊できるコテージだけでなく、テニスコートやゴルフ練習場などを備えたレジャー施設だったという。
村には車や普通の民家も水没しており、まるで大型の台風に襲われた後のような雰囲気を醸し出している。当時、この場所は干拓地だったと伝えられている。元々大量の水があった場所に仕切りを作り、排水をすることで土地を作り上げていたのだ。
しかし、ペンションの廃業に伴い排水システムが停止。徐々に水が戻り村全体が浸水したという。
これは湾岸部全体を写したかつての航空写真だ。
1975年には真っさらな干拓地だったが、後にテニスコートや宿泊施設が作られ、2014年には既に水没している。
建設から30年以上は経過していると思われるが、建物の状態がメッチャ良い。
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