もはや知らない人はいない、超人気漫画・ONE PIECE(ワンピース)。そのラストが気になる人は少なくないだろう。
ひとつなぎの大秘宝“ワンピース”をめぐる海賊の物語だが、その正体は一体何なのか?アニメ放送が20周年を記念して1月9日、尾田栄一郎氏のアトリエが「ほんまでっかTV」で初公開された!
そこで、原作者の尾田栄一郎氏が最終回に向けて色々と話してくれたのでご紹介しよう。
まず、100巻では終わらない。
意外と知られていないが、番組MCの明石家さんま氏は、原作ワンピースの大ファンだ。元SMAPの木村拓哉のススメで読み始めたところハマってしまったそうな。
そんな明石家さんま氏がこんな質問をした。
さんま氏「100巻でちょうど完結するってウワサあるけど、ほんまなん?」
尾田氏「言ってないです(笑)100巻はちょっと超えます」
尾田氏によると、一切言ってないのに変な噂だけが広まって拡散されているものが多々あるという。ということで100巻は超える模様。
ちなみに、現時点でのワンピース最新刊は、91巻(2019年1月4日発売)。単行本は3ヶ月に1巻刷られるので、少なくとも後30ヶ月(2〜3年以上)は続くことが分かる。
完結はかなり近い。
100巻以上いくことは確実になったわけだが、実際のところ完結もかなり近いことが判明。ちょっと寂しいなぁ…
さんま氏「ワノ国で終わると思ってたわ。」
尾田氏「あ、でも終わりは近いと思います。」
ワノ国で終わると思っていたさんま氏だが、ワンピースの完結はかなり近い模様。
尾田氏は、「家族の絆」的なラストが嫌い
ワンピースの最終回といえば気になるのが「ワンピースの正体」だ。ネット上では様々な声が飛び交っているが、さんま氏の予想は「家族の絆」だという。
せやろ?という質問に対し、尾田氏の回答は「違います。そういうの、僕嫌いなんです(笑)」と超普通に否定。
ワンピース=モノは確実か
なぜ嫌いなのか?その発端は昔、子どもの頃に見た映画「オズの魔法使い」のラストにあるという。オズの魔法使いのラストを知りたくない人はすっ飛ばして欲しいのだが…
ざっくりいうと、最後のオチは「これまでの冒険で得た勇気こそが宝だ」というものだった。尾田氏はこれに対して物凄い不満を感じたという。
尾田氏「冒険してきたのにあり得ない。ちゃんとモノをくれ!と思って」
なんか分かる…ありがちな奴はワンピースに求めてない感はある。これに加え、尾田氏は番組内で「ちゃんとモノを得ないとダメだと思っている。大人が子供を教育するような物語(のラスト)が嫌いなんですよ(笑)」と打ち明けた。
エースは生き返らない
この回答にさんま氏は、
「分かった。最後エースを生き返らせるやろ!?」と質問。
エースといえば、ルフィの兄貴で戦争中に亡くなってしまった人気キャラだが、この問いに…
尾田氏「違います。」と即答。
物語のラストは決まっている
尾田氏によると、ワンピースのラストはもう決まっているが、そこにどう行き着くか?は定かではないと語った。
ただ「どんな道をたどっても絶対面白くなるラストは考えてある」という。この話にネット上では、以下のような声が集まっていた。
- 絆とかがオチじゃないのは安心したわ
- ワンピースって物なのか!
- 逆に100ちょっとしか超えないの?120はいくと思ってたんだが
- 半分まで来たって言ったのが、60巻だからちょうど120巻で終わりそうな気がする
番組内で「違います」と言ったことが全て真実とは限らないが、尾田先生の「得たものは家族の絆だ!」的なラストが大嫌いという所には安堵しかない。
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