持ち主不明。放置された心霊廃墟「奥多摩ロープウェイ」の姿

廃墟になった奥多摩ロープウェイ

東京の奥多摩には、今や正体不明のロープウェイがあることをご存知だろうか。この窓ガラスもない枯葉だらけの乗り物の名は「奥多摩ロープウェイ」。

なんと所有者が分からなくなり、廃墟になってから40年以上も放置されている奇妙な残骸なのだ。

廃墟歴は40年以上。奥多摩ロープウェイの正体

奥多摩ロープウェイこのロープウェイがある場所は、東京都の「西多摩郡奥多摩町」の川野、三頭山口(みとうさんぐち)駅。以下はグーグルマップの地図と住所だ。600メートル先の川の向こう「川野駅」まで渡る手段として1961年に作られたもので、車両の名前はみとう号。2両で36人乗り。
奥多摩ロープウェイ-川野駅当時はよく活用されたそうだが、出来てからすぐ近くに橋も完成してしまう。そう、用済みになってしまったのだ。

経営難に陥った奥多摩ロープウェイは、5年後の66年に冬季休業として一時閉業。そのまま復活することはなく75年に正式に完全閉鎖されてしまう。。

所有者不明で撤去できない。

奥多摩ロープウェイ閉鎖されたまでは良かった。問題は所有者が分からないことだった!

当初運営をしていたのは、「小河内観光開発株式会社」という名の会社だったが、名前が変わり「奥多摩湖観光株式会社」に。

設計をしたのは日本ケーブル株式会社であることは分かるものの、この運営会社の実態が掴めないままだという。
日本ケーブル株式会社-奥多摩ロープウェイ国土交通省が監修している2007年度の鉄道要覧にも、奥多摩ロープウェイの記載は無いのだ。

自治体が動くも撤去できず。。

奥多摩ロープウェイ自治体は車体の倒壊やロープの切断による事故を恐れて東京都、奥多摩に危険性を指摘する。が撤去できない!

持ち主が分からない上に費用がメチャメチャかかるからだ。。奥多摩ロープウェイは現在も放置されており、地元では有名な心霊スポットになっているという。
廃墟になった奥多摩ロープウェイ車体の窓ガラスは消え去り、内部は一部の床が抜け落ちているそう。

他にも施設内には、荒れたトイレや当時使われていたと思われる備品達が残っているようだ。早く持ち主見つかるといいね。奥多摩ロープウェイ奥多摩ロープウェイ奥多摩ロープウェイ奥多摩ロープウェイ奥多摩ロープウェイ

奥多摩ロープウェイ周辺の様子をドローンで撮影された映像がこちらだ。

  1. 機械室のそばに駅員の仮眠部屋が合って、中にある新聞を広げてみるとベトナム戦争の記事が書かれていたりするよ。

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