福沢諭吉を惜しむ声が続出している。
これまで日本のお札にある肖像画には、以下の人物が使われていたが……
券 種 | 表(肖像) | 裏 |
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一万円券 | 福沢諭吉 | 鳳凰像 |
五千円券 | 樋口一葉 | 燕子花図 |
千円券 | 野口英世 | 富士山と桜 |
これらが全て刷新されるという。財務省の公式HPより新デザインが公開されている。変わるタイミングは、2024年(予定)とのこと。一体どんな風に変わるのか…?見ていこう。
新しいお札には、「渋沢栄一」、「津田梅子」、「北里柴三郎」らがデザイン予定
そもそもお札の人物って誰が決めるのよ…?という話だが、これは財務省の財務大臣が決める。
それはさておき、1番気になるのは、誰に変わるのか?ということだが、現時点の予定では以下の人物。偽造されないためにホログラムやデザインを強化するという。
券 種 | 表(肖像) | 裏 |
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新一万円札 | 渋沢栄一 | 東京駅(丸の内駅舎) |
新五千円札 | 津田梅子 | フジ(藤) |
新千円札 | 北里柴三郎 | 富嶽三十六景 ※2 |
大きさは全く同じということだが、そもそも彼らはどのような人物なのか?知らない人もいるはずなので、以下に詳細を載せておこう。
1万円札:渋沢 栄一(しぶさわ えいいち)

【1840~1931】 第一国立銀行、東京株式取引所(現 東京証券取引所)、東京商法会議所(現 東京商工会議所)など生涯に約500もの企業の設立等に関わったといわれ、実業界で活躍。また、教育・社会事業・民間外交にも尽力。
裏側:東京駅(丸の内駅舎)

辰野金吾設計、1914年竣工。「赤レンガ駅舎」として親しまれてきた歴史的建造物。明治・大正期を代表する建築物の一つ。戦災で一部焼失、2012年復原工事完了。丸の内本屋は国の重要文化財指定(2003年)。
5千円札:津田 梅子(つだ うめこ)

【1864~1929】 1871年、岩倉使節団に随行した最初の女子留学生の一人。1900年に女子英学塾(現 津田塾大学)を創立するなど、近代的な女子高等教育に尽力。
裏側:藤(フジ)

古事記や万葉集にも登場し、日本では古くから広く親しまれている花。
千円札:北里 柴三郎(きたさと しばさぶろう)

【1853~1931】 世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功、破傷風血清療法を確立。 また、ペスト菌を発見。私立伝染病研究所、私立北里研究所を創立。後進の育成にも尽力。
裏側:富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」

富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」 日本を代表する浮世絵。江戸時代の浮世絵師葛飾北斎の代表作で知名度も高く、世界の芸術家に影響を与えた作品でもある。
細かいデザインやホログラムについては、あくまで予定なので、これから少し変わる可能性もあるだろう。
500円貨幣も新しく、二色三層へ
500円硬貨も偽造の抵抗力を強めるために少し変わるよう。1色1層構造だったものから、3つの金属を合わせて作る「二色三層構造」に生まれ変わるとのこと。
令和の文字も刻まれてるね。
縁部分のギザも変わるそうな。紙幣のデザインが変わるのは2004年以来…ということで、予定通りに行けば20年ぶりの変更になるけど、なんだか寂しいね。
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