昔、宮城県の古川市(大崎市)には県を盛り上げるために作られた大きなテーマパークがあったんだ。その名は化女沼(けじょぬま)レジャーランド。
全盛期は年間30万人もの客で賑わっていた・・
1979年から2001年までの約20年運営されていたこの遊園地は、当時の宮城県で人気のテーマパークとして賑わっていたという。
全盛期には年間20〜30万もの人が訪れ、野外では人気アーティストによるライブなども行われていたそうだ。
しかし、バブルが崩壊したことで来場者が激減。2001年に閉園して廃墟になってしまった。
メディアに心霊スポットとして扱われるも・・・
閉園後の化女沼レジャーランドは、遊具からホテル・温泉などがそのまま残り、地元では有名な廃墟として話題になっていた。
これが要因か、日本のテレビ(NHK)やオーストラリアなどのメディア関係者がレジャーランドの取材に殺到。
“心霊スポット”として取り扱われてしまったのだ。
しかし、実際にそう言った事実はなく・・所有していた元運営者は勝手に心霊スポット扱いされて迷惑しているという。
閉園後に温泉が発掘される
園内には、客が寝泊まりできるホテルも設置されていたが、温泉が発掘されたのはなんと閉園後の2003年だった。ホテルとして再出発を考え始めるも、未だ使われず放置されているという。もったいない。。
2016年、5億円での売却が公募される
廃墟になった後の2011年には日本のテレビ・海外メディアにも紹介され、化女沼レジャーランドは「廃墟マニアの聖地」などと呼ばれるようになる。
そして2016年、元所有者であった後藤社長は、廃墟愛好家でフリーライターの鹿取茂雄(かとりしげお)氏に「Twitter上で化女沼レジャーランドの売却を公募してほしい」と頼み込んだ。
同時に撮影OKの廃墟ツアーも開催
この売却公募と同時になんと園内の見学ツアーが開催されることに。同年の11月5日にはホテルや各施設に入りながら撮影OKの廃墟ツアーが開催されている。
廃墟テーマパークとしての復活
売却の話やツアーイベントをきっかけに2017年の1月には「廃墟テーマパーク」として復活させるプロジェクトが予定されることに。
しかしお金が足りなかった。売却価格である5億円のために、足りない1億2千万円をクラウドファンディングで集めようとするも、別会社での契約が進んでしまい中断。
復活計画はなくなってしまう。
化女沼レジャーランドの購入を中止することになりました。
メディア等でも取り上げられ各企業との交渉も進め、自身もこれからと意気込んでおりましたが、土地の売買契約が別で進んでしまい、残念ながら断念せざるを得ない状況となりました。
ご支援・ご声援を下さり本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/50qhOFz5Rg— shoukaku (@redwing_j) 2017年1月29日
許可を取って撮影にも使われていた。
化女沼レジャーランドに警備はいないそうだが、もちろん無許可での侵入・撮影は禁止されている。
許可を取れば、映画やミュージックPV・その他の撮影することもできたようだ。実際2009年には映画スープ・オペラを始め、音楽アーティストのPVにも使われている。
ただし、現在は所有者が変わっているため今後は見学・撮影できなくなる見通しだ。















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