いつのまにか電話=スマートフォンが当たり前!みたいな世界になっているが、ほんの少し前まではパカパカと開くガラケー、その前までは肩に背負うショルダーフォンが主流だった。そう・・・
世の中にはほんの短期間でその機能を爆発的に上げ、姿・形を変えてきた生活品達がある。
今回はそんな昔の人達に会えたら即、新しいものを見せたくなるようなガジェット(道具や装置)を見て懐かしむとしよう。
BRIGHT SIDE
1.テレビは木製から超薄型に
世界で最初にテレビが登場したのは1934年のドイツのこと。その外観は木製で画面が小さく、まるで金庫の様に運ぶのも大変そうである。
ちなみに当時の値段は7,000ドル相当(約80万円)。一般人がそう簡単に買える代物ではではなかったのだ。
今は薄型化を極めて誰でも買いやすい値段に落ち着いている。
2.サングラスは失明から目を守るために誕生した
初めて登場したサングラスは、“太陽の光を防ぐ”というより失明から目を守るために作られていた。その素材は木や骨など不透明な素材で作られており、中心に細い線が入っている。この穴は雪面が光を強く反射した時に自分の視界を維持する時に役立っていたという。
現代では太陽光を完全に遮断するだけでなく、ファッションアイテムになるほどオシャレに進化している。
3.デジタルカメラの重さはボーリングの玉と同じだった
今やスマホを持っているだけで写真が撮れてしまう時代だが、一昔前までは写真1枚撮るだけでも一苦労だった。
1975年のカメラには、カセットプレーヤーをサイドに装着しなければ撮ることができず、その重量はおよそ8ポンド(3.5kg)あったという。ボーリングかよ。サイドにカセットテープが入っている時点でもはや想像の域を超えている。
とても気軽に持ち運べるガジェットではない。ちなみにバッテリーの量も半端じゃなく、16個入れないと起動しなかったそう。
4.トイレットペーパーはまるでノートだった。
トイレットペーパーが初めて世に出たのは西暦589年の中国でのこと。衛生上、そろそろ拭かないとまずくない?ということで使われ始めたのだが、当時はもちろんクルクル回すことなどできなかった。
まるでノートの様に束になった紙を1枚1枚切って使っていたのだ。ちなみにこの紙の名前は「ペーパーカラー」と呼ばれていたという。
5.洗濯機はハンドルを一生懸命に回していた
1851年に初めて登場した洗濯機は大きさこそ変わりないが、当時は手動でハンドルを回す必要があった。
また、洗濯するためにはミュールなどの植物が必要で10枚使うことで10〜15枚のシャツを洗うことができたという。ただ唯一電気を使わないというメリットが存在していた。
6.初めての靴下はサンダルを想定して作られた
靴下というものが世界で初めて発見されたのは3世紀エジプトの埋葬物からだ。帽子や防寒衣類と一緒に発見され、現代の靴下と違い先っぽが2つに分かれている。
大工が履くソックスと少し似ているが、この奇妙な形は「エジプト人がサンダルを着用していたから」と考えられている。
7.武器にしか見えないドリル
19世紀の半ばに初めて登場した穴を掘る機械、ドリル。もはや武器にしか見えないが、穴を掘るにはかなりの労力が必要だったという。現代では形がスマートになり電動化し、先端を付け替えるだけでドライバーにも変身する。
8.タンポンの進化
血液を吸い取る医療や生理用品として古くから使われていたタンポン。1920年代のアメリカで初めて商品として販売されるようになったそう。
まるでナイフのような見た目だが、主原料はウールや植物性の紙。現代の綿で出来たタンポンは1930年代から作られ始めたという。
9.ただの布団にしか見えないライフジャケット
もう見た目からして絶対助からないでしょ!と突っ込みたくなるようなライフジャケットだが、20世紀の初頭に実在していたもの。その使い心地は想像通り動きにくいもので大変不評だったという。
体に布団巻いてるようにしか見えないわ。
10.乗れないローラースケート
ローラースケートが初めて世界に登場したのは1743年のこと。ローラー部分が自転車の車輪のような形をしているが、その見た目とは裏腹にまともに使えるものではなかったという。
最近はあまり見かけないが、現代のローラースケートは1970年代の後半に作られたもので、ホッケー選手の練習にも役立っているそう。
11.人によって誤差が生じる計算機(電卓)
初めて登場した計算機でも足し算〜割り算まで基本的なことはできていた。しかし、問題は計算結果。使う人の正確性にかなり依存していて操作する人によって誤差が生じることが多々あったそう。
12.世にも奇妙なベビーモニター
1921年のアメリカで赤ちゃんを見守るために使われていた世にも奇妙なベビーモニター。ベビーカーの真上にはアンテナが貼り巡り、スピーカーからラジオが流れる仕組みだ。
現代ではビデオ形式になっており、離れていても確認できるようになっている。
13.巨大過ぎたハードディスク
パソコンのデータを保存したり、引き出したりするための装置「HDD(ハードディスク・ドライブ)」も昔は超大型。重さは14ポンド(6.4kg)を超え、容量は悲しいことに5MB程度(携帯電話の10分の1程)だったそう。進化って素晴らしい。
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