勉強や仕事をするために自分の家ではなく、外の落ち着いた空間で作業したいと思ったことはないだろうか。職業に関わらず、普段の生活空間と少し距離を置くことで生まれる発想もあるだろう。
しかし!スペインの家具デザイナー・フェルナンド・アベラナス氏はちょっと離れる場所の次元が違った。
集中するためガード下にスタジオを造っちゃいました。
アベラナス氏は、小さいころからキッチンテーブルの下に潜り込んだりして隠れ部屋にしていたそう。
家具デザイナーとして大人になった今でもその発想は変わらず、彼が仕事部屋として選んだのはなんと車が通るガード下だった!!いやガード下って・・・そもそもあそこまでどうやって人間が行くんだ?と思ったのだが、こいつがシンプルに凄い仕組みだった。
なんと彼はガード下にある窪みに前後移動するエレベーターを設置。
ハンドルを回すだけで彼をあの場所まで連れて行き、エレベーター自体が仕事部屋に変形してしまうのだ!家具デザイナーってこんなものまで作れちゃうのかよ・・凄すぎだろ。
市に許可はとっていない。
この隠れ仕事部屋について、アベラナス氏は市に許可をとっていないという。申請しても許可を取れるとは到底思えないが凄まじい実行力だ。
スペインの都市・バレンシアのとある場所にあること以外は誰にも詳しく話していないという。気になるのは「車の騒音大丈夫なの?」ってことだが、そもそも彼は車の騒音が好きで集中力を妨げることはないそう。また「この場所は誰かに盗まれたり、地元当局によって取り除かれてしまうまでの命の短い作品」だと語っている。
この場所以外にも市内に隠れたスタジオを建設したいそうだ。もはや建設デザイナーというより隠れ家デザイナーである。
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