iPhoneだけで撮られた写真のコンテンスト「IPPAWARDS(iPhone Photography Awards)」も今年で10回目。今年もiPhoneで撮ったとは思えないほどの作品が選ばれている。
エントリーされたのは140ヶ国以上のiPhoneフォトグラファーから数千作品。1位〜3位とは別に大賞作品も選ばれる、というちょっとわかりにくい構成になっているが、とてもiPhoneだけで撮ったとは思えないほどの写真ばかりだった。ここでは第3位〜大賞作品までを見てみよう。
3位,インドの宮殿内で
撮影されたのは、中国のインドのチャン・クングロン氏。インドの都市にある宮殿「シティパレス」内で同僚スタッフが窓から外を眺めている様子を撮影したそうだ。
撮影に使っているのはiPhone7。
2位,オペラステージの裏で待つ役者
撮影されたのはシンガポールのYeow-Kwang Yeo氏。中国で伝統的な文化になっているオペラを撮影しようと思ったが、シンガポールの若者にオペラは人気がないそう。そこでオペラそのものを撮影するのではなく、ステージの裏で休憩をとっている役者を撮影したそうだ。プラスチック製のカーテンや扇風機の軽い反射などを使って穏やかさな照明を演出している。ちなみに撮影はiPhone6Plusだ。
1位,ドック労働者の手
ドック、といえば船の造りや修理をする施設だが、その作業は見た目よりもはるかに大変だということが伝わってくる。
撮影はiPhone6s。アイルランドのブレンダン・オ・セ氏がジャカルタの工場ドック内で休憩中だった労働者の手に心打たれて撮影したそうだ。
大賞,燃えた油田の近くで放浪する子ども達
大賞作品は、イスラムの過激派組織、ISISの武装勢力によって炎上された石油から凄まじい黒煙が立ち上がる風景、そしてそのすぐ近くで子供達がたたずむ様子が写されている。撮影したのはニューヨーク在住のセバスティアーノ・トマダ。ちなみにiPhone6sで撮影されている。
IPPAWARDSでは他にもiPhoneで撮影されたノミネート作品がジャンル別に紹介されているので、気になる人は以下のページからチェックしてみてはいかが?
コメントする