世界には目を疑うレベルの不思議な現象・物質が見られる砂浜があるのをご存知だろうか。自然が作る奇妙な現象はそこでしか見ることができない。
ここでは本当に実在するちょっと不思議な世界の浜辺達を見てみよう。
10.大穴に隠されたビーチ(ポルトガル)
ポルトガルのアルガルヴェ海岸近くには自然が作った巨大洞窟がある。この穴の奥深くには、太陽の光がほんの少し射すだけの隠れビーチが存在するのだ。
名前をAlgar de Benagilと呼び、ポルトガルでは観光名所でもある幻想的な砂浜だ。穴はかなり深く危険なため、周辺は柵で囲われている。入りたい場合は、外から入るしかない。
9.黒砂と氷塊”ブラックサンドビーチ”(アイスランド)
アイスランドの黒い砂と大量の氷塊で覆われた不思議な砂浜「Jokulsarlon Diamond Beach」。通称”ブラック・ダイヤモンド・ビーチ“とも呼ばれ、研究者によると、この黒砂は火山岩が蓄積したもので1930年半ば頃から形成され始めたという。
8.温泉が湧き出る砂浜(ニュージーランド)
ニュージーランドのコロマンデル半島には温泉のように湧き出る砂浜「ホットウォータービーチ」がある。地下の地熱で温められた温泉が砂を通して湧き出てくる不思議なビーチだ。
潮が引く2時間ほどは海面が低くなるので、その間に温泉を楽しむことができる。そのため、人気の時間には海水浴者やサーファー達が一斉に砂浜を掘り起こして自分達の温泉を作り始めるという。
7.青白く幻想的に光るビーチ
オーストラリアやアメリカ・日本の富山湾など世界の10数カ所で青白く光る幻想的な浜辺を見ることができる。これは水の中の小さな微生物達が体から光を放射する生物発光という現象だ。発光するためには強いエネルギーが必要となるため、特定の条件下でのみ光を作ることができるという。
ちなみにこの光の目的は、生物達の擬態や照明・敵の撃退・仲間とのコミュニケーションなどに使われる。
6.世界で最も小さい砂浜(スペイン)
“世界で最も小さい砂浜“と称されるスペインのGulpiyuri:グルピユリ海岸。海から100メートルの場所にあるこの場所は、外の海と洞窟で繋がっており、高さが十分になる満潮時には泳ぐこともできるという。5.消える海(インド)
インドにあるチャンディプールは、通称”消える海“とも呼ばれる。その名の通り、目の前の海がごっそり無くなくなってしまうのだが、その原因は極度に平らな海底にある。あまりに平らな海底と1日に2回起こる干潮が海を5キロ以上も後退させるという。
観光名所としても知られ、海が消えて赤いカニが大量にいる時間には人が歩くだけでなく、自転車・車を走らせることもあるそう。
4.シェルビーチ(オーストラリア)
一見ハワイのような白い砂浜に見えるが、その正体は砂ではなく貝殻。海岸70キロの範囲、深さ10メートルまでザイガイと呼ばれる貝殻の層で覆われているシェルビーチ。
かつては地元の人間が貝殻をとって建材に使っていたりしたが、現在は世界遺産に登録され持ち帰りが禁止されている。海は塩分が濃いので浮力が高いという。
3.海の宝石”シーグラス”が集まるグラスビーチ(カリフォルニア)
カリフォルニアのフォートブラッグにある通称”海の宝石“と呼ばれるシーグラスが見られるビーチ。海に捨てられた車や瓶などのガラスが波によって磨かれ滑らかになったものが集積している。ほとんどの廃棄物は取り除かれているが、ガラスの石は残されたままになっている。記念に持ち帰る人も多かったが、現在は法律で保護されているため持ち帰ることはできない。
2.ハワイの白い砂浜はほとんど糞
ハワイの白い砂浜が好きな人は多いと思うが、その正体は綺麗なものではない。
ハワイのサンゴ礁に住むパロットフィッシュ(日本名:ブダイ)という魚は、サンゴや藻類を食べるが、その中に含まれる炭酸カルシウムを消化することができない。
そのため、消化管を通じて砂のように粉々の状態で糞として出る。その量は1匹あたり1年に360キロほどになるという。ハワイの白い砂浜はほとんどこの糞で形成されるのだ。
1.正体不明のドラゴンエッグビーチ(ニュージーランド)
ニュージーランドのKoekoheビーチには、”モエラキ・ボールダーズ“と呼ばれる丸い奇妙な岩石達が転がっている。その大きさは半径2M・重さ数トンにもなり、不規則に亀裂が入っているのが特徴。先住民族のマオリの伝説によると、この岩は1000年前に作られたカヌー船から漂流したもので、ウナギ漁業に使われたヒョウタン型のカゴが固まったものだという。
また、この地帯を調査した科学者によると、約6500万年前に形成された凝固石の可能性が高いという。真珠ができる過程と似ているそうだが、その正体は未だ不明のままである。
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